12月にやる確定申告の準備チェックリスト(個人事業主向け)
■ はじめに
12月は、個人事業主にとって「確定申告に向けて最も効率よく準備できる時期」です。
1月〜2月にまとめて作業すると、売上確認・領収書整理・家事按分・保険料控除などが重なり、非常に負担が大きくなります。
12月中に終わらせると圧倒的に楽になる確定申告準備のチェックリストをまとめました。
☑ 12月にやるべき確定申告準備チェックリスト
① レシート・領収書を月別に整理する
● 最低限やること
- 売上関連と経費関連に分ける
- 月ごとの封筒やファイルに入れる
- 交通系IC・クレカ明細の記録抜けをチェック
● クラウド会計で連動している人
- 会計ソフトの自動連携のズレを確認
- レシートなどの登録漏れがないか確認
② 売上(入金)と経費(支出)の「漏れ」をチェック
● 売上の漏れチェック
- 銀行口座の入金履歴を全て確認
- PayPayなどの決済手数料
- 手書き領収書の控え
● 経費の漏れチェック
- クレジットカード利用明細
- 仕入先、派遣・業務委託等への支払
- オンラインツール(サブスク)の請求履歴
● 売掛金・買掛金の確認
12月31日時点で「未入金の売上」「未払いの経費」を把握しておく。
③ 家事按分の見直し(家賃・光熱費・通信費)
● 見直しポイント
- デスクワーク時間が増えた/減った
- 使用スペースが変わった
- 事業用スマホの使用率
● 按分例
- 家賃:事業スペース割合
- 電気代:作業時間+機器使用状況
- 通信費:Wi-Fi利用状況、スマホ事業使用率
※ 12月中に振り返っておくと確定申告がスムーズ
④ 固定資産(PC・備品)の購入時期を最終確認
12月は「節税のラストチャンス」以下の点を最終チェック
● 確認ポイント
- PC・モニター・スマホなど今年買うべきか
- 30万円未満の少額減価償却資産の活用
- 小規模事業者の特例確認
⑤ 12月までの保険料・控除証明書を整理
● 必要書類
- 国民健康保険
- 国民年金
- 生命保険料控除証明書
- 地震保険
- iDeCoの控除証明書
※1月には紛失が起きやすいので、年内にまとめましょう
⑥ 医療費や副業収入など「所得控除関連」を整理
● 医療費の領収書の整理
- 家族分も含める
- 通院交通費も控除対象(電車・バス)
● 副業(アルバイト・パート)
- 源泉徴収票をアルバイト先の会社に依頼
⑦ 帳簿・会計データの年内メンテナンス
● 会計ソフトで確認する項目
- 預金残高と帳簿残高が一致しているか
- 売掛金・買掛金の残高
- 事業主貸・事業主借が異常に増えていないか
⑧ 電子帳簿保存法(電子取引)に対応しているか最終チェック
● 必須ポイント
- PDF請求書をメール保存しているか
- 交換業者からの電子明細が保存できているか
- スキャナ保存の要件を満たしているか
- ファイル名に日付・取引先など記載
⑨ 確定申告書の提出方法を決める(e-Tax or 書面)
● e-Taxのメリット
- 提出がラク
- 還付が早い
- 控除額に影響する制度(青色申告特別控除65万)
● 12月中にやるべきこと
- マイナンバーカードの確認
- ICカードリーダーの準備
- 利用者識別番号の取得または確認
⑩ 来年(2025年)の事業計画・経費予算の作成
確定申告と同時にやっておくと効果大。
☑ まとめ:12月に準備を進めるほど確定申告は簡単になる
12月は、1年の経理を整えつつ、節税にもまだ間に合う重要な月。
このチェックリストを使えば、来年の確定申告が格段に楽になります。

